先日、京都経済センター3階にあるジェトロ京都を訪れ、スタートアップビザの支援の概要について教えてもらいました。オフィスは明るく、ガラス張りで透明感があり、隣には京都インターナショナルスタートアップセンターの窓口が7月に新設されています。歴史的な京都の街に位置しながら、世界の新しい風を取り入れる場所としての活気を持っています。

私たちの訪問の主な目的は、海外の起業家からの相談の実情や法的対応の情報交換でした。打ち合わせ室の壁に掲示された世界地図には、JETROの海外拠点が示されており、京都からの国際的な繋がりを感じました。図書コーナーでは、デジタル化の進展を受けた役割の変化についてご説明があった一方で、手にとって温もりや情熱を感じられる冊子などもあって紙資料の魅力を実感できるコーナーでもありました。

JETROオフィスとして、新しいスタートアップビザ制度のサポートを行っているのは、全国でも京都と神戸のみ。その先駆的な取り組みに敬服します。リモート化の中でも、京都の歴史・文化の魅力が多くの外国起業家たちを惹きつけるのだそうです。確かな支援実績を誇らしく語ってくださるJETRO職員のみなさんの表情が印象的でした。

私は、米国留学の経験や国際的なバックグラウンドを活かしたいとの思いが強く、弁護士として、異文化間でのコミュニケーションを橋渡しする役割を果たしてきました。今回のJETRO訪問では、弁護士とは異なるアプローチでの国際支援の一面を見せていただき、その取り組みに深い感銘を受けました。今後は、より一層連携を深めながら、私自身も、国際弁護士としての貢献の幅を広げ、京都でのビジネスを志す起業家の夢をサポートしていきたいと思います。

JETROのスタッフのみなさん、情報交換の機会を提供していただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。